そして、今回坂上被告人は法廷において用意された「ホワイトボード」に当時の重要会議に出席したメンバーを記入した(円卓状況で上半分の8名は佐藤賢治元代表をはじめとする平成電電本体側8名、下半分が熊本徳夫元平成電電設備・平成電電システム代表及び坂上好治被告人、他、顧問弁護士であった内藤・大西・鈴木の各弁護士)。
そして、坂上被告人は平成電電匿名組合の第10号以降のスキームが「リースバックスキーム」であることはこの重要会議において初めて知ったとのこと。そして、当時の坂上被告人の印象的な記憶によると、佐藤会長(佐藤賢治被告人)が平成電電設備システム社側の内藤滋弁護士の発言に対して、怒り出し、「こんなバカ弁護士は要らない」と言って、約1時間会議から抜け出ていた。そして、佐藤会長がほとぼりが覚めて戻ってきた時に、平成電電匿名組合の重要説明書の事柄と実際に行っていたことが違う(主に休眠中だったDTSJ:ドリームテクノロジーズセールスジャパンを商社として平成電電設備システムとの間に入れて、平成電電が新規に購入せずに保有している通信機器も匿名組合の資金による購入に充てていたことなど)事を伝えてお詫びをしていたと発言した。
そして、物件明細は何で(坂上被告人が平成電電側に)要求しないのかという問いに対して、坂上被告人は会計監査があるときまでに揃えればいいという考えだった。しかし、2回くらいは(坂上被告人が平成電電側に)催促はしたとのこと。
次回第4回公判は6月14日(月)13時30分より本日と同じ法廷にて行われます。
(2010/05/29/平成電電出資被害者結束委員会・平成電電被害者ブログ・平成電電被害者の会・談 投資戦闘日記)