2010年08月06日

概要)平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人熊本徳夫・坂上好治)控訴審第5回公判(判決言渡し〜刑事裁判)平成22年08月04日(水)

標記の平成電電事件が東京高等裁判所506号法廷で13:29より行われました。
13:26〜13:28 放送のための撮影
13:29 開廷
 (両被告人証言台にでてきて、判決を聞く)
【主文】・被告人らの控訴を棄却する。
    ・訴訟費用は両被告人連帯して負担のこと。

(両被告人座席に戻る)
13:31〜判決理由
    控訴において弁護人及び被告人が共同で(被告人毎に)作成した「控訴趣意書」によれば、被告人熊本徳夫・被告人坂上好治に置いては次の理由を主張していました。
   @法令違反
   A事実誤認
   B量刑不当

 @の法令違反については、原審の公判(第10回)において、刑事訴訟法第320条で禁じている「伝聞(またぎぎ)」を証拠採用。また、伝聞の伝聞のような再伝聞の証言なども証拠採用。それにより、被告人熊本徳夫はリースバックスキームの「伝聞証言」においての合意や同意のない伝聞証言、被告人佐藤賢治の証言まで認定している。

 被告人坂上好治についても同様で他に不意打ちの証拠を検察側が提出したりとしてきた。

 それらについて、(控訴審裁判所)は伝聞証拠を採用していることはなく、坂上被告人への不意打ちの証拠(平成電電本体のサーバーコンピューターの坂上被告人関係の電子メール)においても、(坂上被告人の)弁護人がその時に意義を申し立てていなかった事もあるので、法令違反とは言えない。


  A事実誤認
    両被告人らは、平成電電が民事再生手続きの申請(平成17年10月3日)をする頃まで、平成電電株式会社が、債務超過に陥るような財務悪化であることは全く知らず、しかも平成電電匿名組合の本来のスキームとは違う「リースバックスキーム」を行っていた事も全く知らなかったのに、原判決では、それらの内容について悪意があると認定されている。

 それらについて、(控訴審裁判所)は、両被告人の主張や証言においては、全く知らなかったということであるが、原審における証人において、竹村文利・田代望・田中めぐみ(現 國友恵)の各証言及び、ハンドキャピタルアソシエイツジャパンの従業員・坂上好治被告人の手帳・平成電電匿名組合第1号〜8号迄担当した公認会計士の茂木・中澤、そして、被告人佐藤賢治の法廷での証言からも両被告人は悪意があったことはあきらかだ。

 さらに、両被告人は、平成電電設備・平成電電システムの経営・執行責任者という立場であり、平成電電匿名組合で一般の出資者からあつめたお金を平成電電株式会社で運営することになるのだから、平成電電(本体)の財務状況や平成電電の事業の転換(インターネット・マイライン事業の譲渡)などは当然最大の関心のあることだ。それなのに、破綻直前まで全く知らないということは両被告の(金融にかんする)経験も併せて、著しく不自然だ。

 結局のところ、両被告人は、佐藤賢治(元平成電電株式会社代表)から、平成電電の経営が厳しいから、資金繰りを平成電電匿名組合でまかなっているにすぎない。

 それに(控訴審の審理の焦点での)平成17年10月19日頃に行われた「重要会議」では、被告人佐藤賢治は、「民事再生手続」を通すことが至上命題だから、平成電電本体・設備システム社・それらの顧問弁護士における「すりあわせ」が目的で、熊本徳夫被告人がその時発言した「寝耳に水」という発言も、田中恵(同席した当時の平成電電株式会社経理課長)「あれは、熊本さんが演技していると思った」と言っていたことから、その会議(「重要会議」)の存在自体が信用できない。

   B量刑不当

    両被告人らの原審で言い渡された刑は被告人熊本徳夫は懲役6年、坂上好治被告人は懲役3年だ。
     既に社会的制裁(主に各個人の破産手続開始決定)を受け、少ないながらも平成電電設備・システム・ハンドキャピタルアソシエイツジャパン(ハンド社)・熊本個人・坂上個人の残余財産から、匿名組合の出資者に設備・システム社から中間配当が7.59%,6.65%とそれぞれ実施され、最後配当もされる予定であり、民事的な責任も果たしている。
    また、坂上被告人に関しては、佐藤賢治及び、熊本徳夫よりはそれらの業務に関する報酬がかなり少なく関与の度合いが彼らより小さいから、執行猶予がついても当然だ。

 (それらについて控訴審裁判所)は、両被告人は、悪意があって行っていたことだし、配当が行われたとしても、それ以上の被害の回復は、困難な状況に陥っている。新聞の全国紙に繰り返し募集を行い、あたかも平成電電が黒字決算であることを見せかけ、第20号に関しては、2000名から37億円もの資金をあつめている。各出資者の被害額は300万円〜6000万円と高額で、老後の生活のために出資した中高年であり、人生設計を著しく狂わせた。
  また熊本徳夫は、月額400万円の報酬を受け取っており、自己の妻名義の口座へ1.5億円を移動させている。そのうえ「自分も佐藤賢治に騙された」と言い訳をしており、全く反省がない。
  一方坂上好治は、佐藤賢治・熊本徳夫に比べれば、従属的な立場であり、報酬も小さいが、行った事は重大なことなのだから、酌量の余地はない。

 以上の事から(原審通り)主文通りの判決とする。

15:35  (両被告にが証言台にでてきて、裁判長からの言い渡し)
      「裁判所はあなたたちの主張は認めません。その重大さを受け止め責任をとるべきです。しかし判決に不服の場合は最高裁判所に本日を含めて15日以内に上告することができます。」

15:34 終了
(2010/08/05/平成電電出資被害者結束委員会平成電電被害者ブログ平成電電被害者の会・談 投資戦闘日記)

2010年08月04日

速報)平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人熊本徳夫.坂上好治)控訴審第5回公判(判決言渡し)刑事裁判(平成22年8月4日(水))

【主文】被告人の控訴を棄却する。訴訟費用は被告人両名で連帯して負担すること。

以上13時29分から2分間おこなわれました。
その後引き続き、15時34分迄判決理由等が述べられ、終了いたしました。
上告期限は8月18日となります。

2010年08月03日

予告)平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人熊本徳夫・坂上好治)控訴審第5回公判(判決言渡し〜刑事裁判)平成22年08月04日(水)



標記の平成電電事件が東京高等裁判所506号法廷で13:30より行われます。前回の第4回で審理が終了して、予告通り判決言い渡しになります。今までの経緯から「控訴棄却」を言い渡される事が予想されます。控訴は被告人とその弁護人からのみ行われているので、第一審より重い刑が言い渡されることはございません。さらに「控訴棄却」ということであれば、第1審の形の言い渡しが維持されるので、熊本被告人の懲役6年がそれより短い期間に言い渡されたり、坂上被告人の懲役3年が執行猶予付の判決となることはございません。
しかし、第一審の判決では、今回の審理の焦点となった平成電電株式会社の民事再生法手続開始決定後のいわゆる「重要会議」について、事実を認める内容((熊本被告人がそれまでのリースバック取引について悪意がなかったととられる「寝耳に水」という発言内容)の判決内容があったため、その点が今回の高裁の判決でどう解釈されるのかというところが重要となってきます。
さらに、熊本・坂上両被告人の弁護人からの最後の弁論においては、「被告人らは、自ら望まない破産をさせられ、少ないながらもそれを匿名組合の出資者への弁済に充てられており、そのことで民事的な責任を果たした」という事を言いきってしまっており、今後の被害者への弁済の意思は示していない(つまり、もう弁済する意思はない)ことなどから、情状酌量(減刑)の余地はないと予想されます。また、現在の熊本・坂上両被告人の保釈は弁護人からの保証書で納付の替わりをしているとの事です。

(2010/08/03/平成電電出資被害者結束委員会平成電電被害者ブログ平成電電被害者の会・談 投資戦闘日記)

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