2008年11月30日

平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人佐藤賢治)第3回公判(刑事裁判)その3列席者

平成電電匿名組合詐欺被告事件の列席データになります。

平成20年11月26日(水)、平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人 佐藤賢治)第3回公判(刑事裁判)が東京地方裁判所429号法廷で行われました。
 今回は検察側からの論告求刑になります。
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事件番号;詐欺平成19年刑(わ)第994 号 
                    同 第1219 号 
                    
同 第1322 号 
被告人佐藤賢治(元平成電電株式会社代表取締役)
 

開催日時; 平成20年11月13日(木)10時05分(開廷)〜15時31分(終了宣言)
※途中中断11:16-13:15
    

場所    ;東京地方裁判所第429号法廷(東京都千代田区霞ヶ関1丁目1−4))
参加人数 ;訴追側(検察官)席;前列(内側を呼称);3名、後列0名、その後方に0名 
         (検察官;杉山貴史、高長伯、森川久範、岡本洋之)
              
森本宏、岡本洋之、渡邊卓児 に第2回公判より変更
                               福原道雄、岡本洋之、渡邊卓児 

       被告人・弁護人側席;
前列(内側を呼称);被告人佐藤賢治(両脇に刑務官各1名)
                       後列(外側を呼称);被告人佐藤賢治弁護人2名。

       傍聴席12名(報道関係者席0名、優先席1名、その他11
名);傍聴席数38席
         
       
裁判官列席者; 裁判長 合田悦三  (舞台最上段中央)、
           裁判官  高橋正幸  (右陪席)、
           裁判官  賀嶋 敦   (左陪席)
下段列席      速記官
法廷舞台席側右角席(特別傍聴席;司法修習生)  (0名;なし)
進行役       書記官 水崎 幹也   菅原輝史、佐藤直子 (今回の列席書記官)
  裁判所職員は刑事第6部
         
※証言台席については今回より証人尋問で使用、佐藤賢治被告人は被告人・弁護側の勾留者用シートに着席(前回午後より被告人が使用するための会議用テーブルを設置)
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2008年11月27日

平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人佐藤賢治)第3回公判(刑事裁判)その2概要

平成20年11月26日(水)平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人佐藤賢治)第3回公判(刑事裁判)が東京地方裁判所429号法廷(4階)で行われました。
 当日の東京地裁のある霞が関のお天気ですが、晴れで最高気温は14度で平年並みの気温です。
傘は必要ない好天気でした。
 傍聴券必要事件でしたので、当日朝9時40分に東京地裁の正門で並び傍聴券を受け取って庁舎へ入っていくというパターンです。この刑事裁判のシリーズに関しては、抽選という事態はまだ一度も生じていません。今後も抽選という事態は起こらないであろうと予測しています。
 
 予定どおり10時過ぎに開廷いたしました。
 裁判官・検察官・弁護人および被告人は最初から所定位置にスタンバイしており、その次に傍聴人が入廷し、裁判長の合図で証人が入廷いたします。これは毎回同じルーチンになっています。

この日の証人は田代 元平成電電経理部長(役職なしの従業員)でした。田代氏は以前の平成電電匿名組合詐欺被告事件(被告人熊本徳夫・坂上好治)第2回公判でも証人として出廷されました。
 例の通り、証人宣誓をして、審理に入るという形です。

裁判官は熊本被告人・坂上被告人の初公判から、同じ合議体のメンバーで行っており、検察官は3名(過去に2回程人事異動で交替しています。)
 弁護側は弁護人が2名ついており、弁護人は2名とも別に行われている「平成電電匿名組合損害賠償請求訴訟」(民事裁判)において、個人被告(個人として訴えられている)の代理人も務めています。
 被告人は逮捕時より勾留が継続されており、顔や服装にかなりの疲れが見えています。平成17年10月3日(平成電電株式会社民事再生法適用申請の日)には、頭を丸めていた映像が現れていましたが、現在はそのかなり短かった髪の毛がかなり伸びておりいわゆる「ロン毛(ろんげ)」というような状態です。
 服装は黒の上下のスーツに白のカッターシャツを着用しており、2名の刑務官に両端で挟まれるようにして、弁護人の前の席の勾留者用のシートに着席して公判に臨む姿勢をとっています。
 また前回公判期日の午後から被告人用のテーブルが儲けられ、今後もその設備がスタンバイする模様です。

 午前中は検察側からの主尋問(10時過ぎから11時16分まで)
が行われました。
 主な尋問内容は次のとおりです。
・平成17年1月期の決算の決め方、なぜ本来の会計規則であれば著しい赤字なのに若干の黒字決算になってしまったのか、それは、監査法人(太陽監査法人)より会計の処理方法が佐藤賢治被告人の考えている(いわゆる佐藤賢治被告人独自の会計理論)会計方法と違い激しいやり取りの末、監査法人が意見付表明で任務を降りる形となり、佐藤賢治被告人(当時平成電電株式会社代表取締役)の考えを反映させた決算を公表することとなった。
 それは、平成17年1月の決算が23億円の赤字を埋めていく方法に基づいて辻褄を合わせる会計方法をとって、若干の経常利益が見掛け上あることとなった。
  
・平成電電は資金繰りに窮しており、毎月の支払いに労力をかなり注ぎ込んだ。証人は支払のための資金調達の中で佐藤被告人の指示により匿名組合の資金より各種支払いに使用した。
 また支払いを少しでも遅らせるために、当時株式を大量に保有していたことにより子会社となっていた。ドリームテクノロジーズ社(ドリテク社)が肩代わりをする方法で仕入先に支払いをした。そして、それによりドリテク株の保有資産価値を上げることにより平成電電株式会社の資産増大を狙っており、その一貫でもあった。ドリテク社が立替したぶんは手数料を加算して、返却したとのこと。

午後は弁護側・被告人からの質問で、主に弁護人からは、資産と費用の処理の違いや田代証人に対する仕事の指示・被指示に関することが主でした。
 その他にソフトバンクに平成電電の事業を譲渡する時の売却費用に関する資料の作成、

 また被告人からの質問もあり自分が行った指示でのことなのかそれとも他の役員や独自での判断でおこなったかの質問と物件明細を作成する件についての多少のやりとりがありました。

その後5分ほどの検察側からの補充質問、最後に合議体の3人の裁判官から各々の質問という運びで
15時31分終了いたしました。

 

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